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開発元はアルファドリーム。
欧米版ではRPGの付かない「Mario & Luigi」がシリーズ名になっている。
スーパーファミコン用ソフトとして発売された『スーパーマリオRPG』の系統を辿り、『マリオストーリー』から派生した『ペーパーマリオシリーズ』と共に分岐し発足したマリオたちを扱うRPGシリーズ。
全て携帯型ゲーム機向け作品で、公称ジャンルは「ブラザーアクションRPG」となっている。
シリーズ全作を通して、劇伴の下村陽子をはじめ、アルファドリームの参加で『スーパーマリオRPG』の開発陣を主として開発される。
第1作目発売の前年に発売されたRPGゲーム『トマトアドベンチャー』と開発元を仝とするため、ゲームシステムやシナリオ面などにおいて一部似通った部分が散見される。
全シリーズを通したゲームプロットは、マリオとルイージが協力して謎を解きながら物語を進めるというものである。
フィールドにおいてはもちろん、戦闘においてもブラザーアクションなる本作特有のコマンドが用意されており、これがストーリーの鍵を握る。
本筋となるマリオシリーズ、『ドンキーコング』や『ドクターマリオ』等の派生作品の設定やキャラクターをふんだんに使用しながらも、ルイージを二番手としたひどく冴えない扱いや、ピーチ姫が誘拐されるといった定番の設定などを1つのマンネリネタにするなど、かなり強かな作品性を持つ。
第1作目で基本システムは大成しているが、第2作目ではマリオとルイージに合わせベビィマリオとベビィルイージの4人が、第3作目ではクッパを合わせた3人が操作可能であるなど、各々操作性は第1作のマリオとルイージの操作にプラスアルファした内容となる。
作品の舞台はキノコ王国をはじめ、シリーズオリジナルとなるマメーリア王国やマクラノ島などである。
当シリーズ内でのみ作品を跨いで登場するオリジナルの登場人物も多数存在する。ゲラコビッツ、パーニョ、ノコディ、チッピーなどがそれに当てはまる。
ベビィピーチなど、本作で初登場して他のマリオシリーズにも登場するようになった。